ウェブサイト編集後記・実り豊かな秋を願って / ワシントンDCから – JABS 一般社団法人日本エイジレスバレエ・ストレッチ協会

ウェブサイト編集後記・実り豊かな秋を願って / ワシントンDCから

日本語と英語でできたエイジレスバレエ・ストレッチのウェブサイトは、エイジレスバレエ・ストレッチの智子さん、M&Kコミュニケーションズの美奈さん、ジェイドさん、シャノンさん、宏子さん、ハーモニアスキッチンの多佳子さん、そしてフェンリルデザインの西野さんとさおりさん、そしてアテナアイリスの私という、5社・9名の日米合同チームの協力でできました。

その作業は、何もない荒野を耕して、灌漑工事をして田んぼを作る作業に似ています。まずは智子さんが、ブルドーザーのようにガガガと荒野を耕して、ザックリとした設計図、つまり日本語のドラフトを作ります。それを日本語として、そして英語にした時にどうなるかを想定して文章を読みやすく、読んでいただく皆様に意図が正しく伝わるように編集するのが私の仕事です。ここは、美奈さん・宏子さん・多佳子さんからもインプットをいただきました。

日本語がある程度整うと、今度はバイリンガルで勉強中のジェイドさんが一気に英語に翻訳。日本語ではふわっと書いても大丈夫な文章も、論理性が求められる英語にすると文法すら成り立たなくなるので、ここは想像力を駆使し、頭を捻るところです。 さらにプロの編集者のシャノンさんが、ネイティブが読んでも自然な文章になるよう、美しい英語に仕上げます。そうなると意訳も必要になってくるので、ここで訳が適切かも含めて、日本人が再度確認。この3人の役割分担と時間配分・日程調整を行うのがコーディネーターの宏子さんの役割でした。

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さて、やっとここまでで田んぼの土台が完成です。ここに水を引いてきて、水田にするのがウェブデザイナーさん。彼らの言語は、色味やバランス、文字の大きさやフォントですが、アルファベットと漢字・平仮名の世界では世界観や表現の仕方が違うので、英語圏の観点から、フォントの種類や文字の配置、どんな写真が良いかなどをアドバイスさせていただきました。日本では気にならないポイントが、アメリカではNGだったりすることは意外とあるんですね。

すべては日本語、英語、アートというコミュニケーションのための道具を使い、言葉を介した意思疎通のための交通整理が私の仕事です。意外と、母国語でも伝わっていると信じているだけで、本当は意図した通りに伝わっていないことも多いので、それを見越して水を流す用水路を綺麗にしていきます。

時差もある中で複数のチームを調整して進めるのは本当に大変ですが、どの作業が欠けてもやっぱりダメで、それぞれの得意技を貢献することで、作業は早く、一人でやるよりも完成度も高くなります。

そしてやっと荒野に水田ができ、水が引かれて青い稲が一面に広がるのを見た時の感動は格別。チームで頑張った甲斐があったなと、その疲れも吹っ飛びます。こうしてできた日米クラスも春の風を受け、夏の太陽を浴びてぐんぐん育ち、秋には実り豊かであるように、たくさんの人がエイジレスバレエ・ストレッチで元気になっていらっしゃるのを見る日を楽しみにしています。

 

 

アテナアイリス代表(Athenairis LLC)

ベズラ福村真理子(ベズラ・ふくむら・まりこ)

mariko@athenairis.com

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